1/12/2016

Ziggy Stardust


David Bowie - Ziggy Stardust

とても大切で、特別なひと

訃報は週末の仕事中に耳にしたけれど
クライアントの言葉を信じられなかった

あのときはまだ日本では
ネットニュースにもなっていないとき
すぐに海外のサイトで確認して
嘘じゃないのだと知った

まだ暑い夏だったか、週末に
ラジオでD・ボウイ特集があって、
それを知らず歩きながら
D・ボウイを聴いていたら
聴いていたのとまったくおなじ曲が
職場に着いた瞬間
ラジオのスピーカーから流れ出したことがあった

あの日は仕事中ずっと歌って踊っていた
仕事を頼みはしたけれど
歌の依頼はしてないよと笑われながら

仕事中、わたしが偶然
Five years!って大声で叫んだ瞬間
ラジオからD・ボウイの
「Five Years」が流れ出したこともあった

ジギー・スターダストが登場する小説を
週に3ページずつゆっくり読んでいたけれど
訃報をきいてからはもう
完全にストップしてしまっている

でもそんなことよりも
ずっとずっと大きなことがあって
D・ボウイはいつも
わたしと男のひとたちを繋いできているということ

過去を振り返ってみると
今から4人連続で
わたしと彼らは初対面で必ず
D・ボウイの話をしていたのだった

その4人の前に付き合ったひとたちとも
初対面ではないときに
D・ボウイの話をしている

付き合わなかった男のひとたちのうち
二人にはとても皮肉っぽく
He is overrated.って言われたこともあった

わたしの太陽にドラゴンヘッドが重なった
あの日あのときも
助手席に座ってフリーウェイを走るわたしは
4時間近い車の旅のはじまりに
心はワクワクして止まらなくて
地平線に向かって走るあの車内で
D・ボウイのSingles Collectionを聴いていた

彼とわたしは大声で
「Chages」を歌っていた
人生が大きく変わった日だった

わたしが生まれ直した日
あの日を境にしてすべてが変わった

好きなアーティストは他にもいるけれど
わたしが血肉としてきた音も言葉も
他にたくさんあるけれど

D・ボウイの存在そのものは
いつもわたしには眩しくて
わたしが芸術に対してもつ
抑えきれないほどの狂気とは無縁の
とても明るくてまっすぐで
前向きに未来へと進むエネルギーだった

かなしんで沈んだ気持ちで
しんみりと泣きながら聴くタイプではない
だから大声で歌いながら笑う

この週末も仕事中
ラジオからD・ボウイの曲が流れてきて
一瞬、息がとまりそうになった
Under Pressure

わたしとわたしの大好きだった男のひと
ずっと大切な男のひとを繋ぐボウイは
誰よりも男だったし
わたしのHeroだったし
これからも変わらずそうなのだろうと思った